「ん~…話していたらなんだか行きたくなって☆
さっきの子達に声かけたら行くっていうから神埼さんはどうかな?」
そう楽しそうに話す小松さんとは裏腹に私の心の中は焦りまくり。
だって、ほんの数分前に『関わるなっ』って言われたのに…
「で、でも危なくないかな?
それに繭は行かないだろうし…」
「大丈夫だって!それに繭ちゃんは私達がちゃんと連れて行くから♪」
精一杯の言い訳も一瞬にして砕けた。
その笑みが余計に嫌な予感を高めていく。
「え、えっと…、ちょっと待っててっ!」
そう言ってすぐに廊下に飛び出した。
翼も私に続いて飛び出した。


