「「いやぁ~!!」」


女の子達の声が教室に響いている。




「もう止めようよ~。
ねっ?叶音」



「う、うん。そうだね…」



繭は怖い話が苦手みたいで隣で震えてる。



ちょっと可愛いかも・・・




こんな雰囲気なのに私は隣で
こんなことを思っていたら







「そういえば神崎さんって怖い話とか平気なの?」




…えっ?




「そうだよね~。神崎さん、どんな怖い話でも普通だもんね」




ギクッ!



「そ、そんなことないよ~!
ただ怖すぎて何も言えないだけ」


慌てて誤魔化した。




怖がってるフリはしてたつもりだけど甘かったかな?ι