「父さん、前に『神様とは?』ていう問いの私の答えが教科書的と言ったよね?」
「よく覚えているな」
はははっと笑う父さんを無視して、本題へと迫った。
「なら、教えて。“神様”とはなんなの?」
そう切り出すと父さんは急に顔が引き締まって黙った。
「・・・・それは言えないな」
--!
「それは人に教えてもらうものじゃない。自分で見つけ出すものだ」
そう言う父さんの目はまっすぐで、すごく自分が嫌になる。
「なによ・・・それ・・・・」
すごく…イライラする。
私は・・・私は--
そして今まで蓄積してきた感情の糸が切れる感覚がした。


