神様娘の憂鬱


周りからみれば大した話じゃないかもしれない。



けど、それをわかる私からすれば・・・

現実的で少し重かった。






「--…これで終わりだよね?」


それから話す話題もなく、黙々とやっていたら案外すぐに終わった。



「えぇ。サンキュー、叶音」

「じゃあ私帰るわ」


そう言って部屋を出た。




「はぁ~…」


天界、か・・・・



『いつまで人間界にいれるかわかんないしね』


確かに父さんや母さんは今人間界にいながらも職務をまっとうしているから絶対ってわけじゃないけど・・・



「・・・・」


天界には人間界にきてから行ったことはないけど、少し覚えている。

私も7歳ぐらいまではあっちにいたし。