教員サポートなんてぶっちゃけ教師になりたい人がするぐらいで、実質は雑務ばっかりだし。
望ねぇは自分のプラスになることしかしない合理主義者でこんなことするタイプじゃないのに…。
「・・・さぁね」
「むっ・・・」
「ただ…」
ただ?
「今のうちにできることはやっとこうと思っただけ。いくら将来決まってるからってやらない理由にならないし、いつまで人間界にいれるかわかんないしね」
「・・・・」
突然出されたリアルな話。
それに一瞬、動いていた手が止まった。
「後継者といっても散々遊んできたわけだし、少しは別の世界をみようかと思っただけよ」
そう淡々と話す望ねぇ。


