「叶音!」 ハッ! 誰かに呼ばれた気がして目が覚めた。 周りを見渡すとそれはよく知ってる場所、私の部屋だった。 なに…?今の…? 「叶音?起きているのか?」 ドアの向こうから翼の声が聞こえた。 時計を見ればもう朝。 「うん…。すぐ準備する…」 呆然しながらも答えた。 「はぁ・・・」 顔に手をあてるとうっすら汗をかいていた。 最近、よく夢をみる。 ただ…