―キャーンコーンカーンコーン―

チャイムが鳴った。

美希が動こうとしない…

拓馬「お前さぁ~教室戻らなくてええのか?」

美希「え?めんどくさいからいいや」

その言葉を聞いて…嬉しくなった…

まだ一緒に入れる…

でも…俺といていいのか…?弘樹にバレたら…怒られるかもしれない…

拓馬「ふ~ん 心配して損した気分。」

ホントは…心配してるよ…

美希「は…はぁ!?なんであんたに心配されないといけないの?!」

その言葉…辛いよ…

拓馬「嘘嘘♪でも、美希真面目だからいかなくていいかなっと♪」

美希「え?真面目じゃないし。」

1年の頃…真面目に…見えたけどなぁ…

拓馬「え?真面目でしょ(笑)」

美希「真面目じゃないし…」

拒否られまくり…

拓馬「俺の勘違いか♪なぁ~何でそんなに遠くにいるの…(汗)」

美希は右端で俺は左端。

美希「ぇ…いや…誰かが来て勘違いされるの嫌だし。」

美希って冷たいんだな…

拓馬「いいやん。別に。」

弘樹に怒られてもいいや…美希といたい…

美希「はっ!?」

冷たすぎる…気づいてよ…

拓馬「嘘やって。(笑)」

美希「し…知ってるよっ!」

…動揺してる…!?

拓馬「もしかして…一緒にいたかった?(笑)」