そう…ベンチに座っていたのは拓馬だった。

拓馬「…」

美希「拓馬っ!!!!!!!(涙)」

拓馬は振り向いた。

あたしの方を見てくれた。

拓馬「み…美希か…?」

美希「拓馬っ!!!!!!!!!(涙)」


あたしは拓馬を抱きしめた。

この温もり…この安心感…

忘れられない…

拓馬「美希…ごめんな」

美希「うるさい…」

拓馬「ごめん…」

美希「ばか…(涙)」



深くキスをした。



美希「ばかばか…(涙)」

拓馬「ごめん」

美希「謝らないでよ…(涙)」

拓馬「ごめん」

美希「だから…(涙)」

拓馬「ありがとう」

あたしは…涙が止まらなくなった…

その場で泣き叫んだ。


「ありがとう」

この言葉のせいで…涙が止まらない。