貴方からくれたもの

美希「何が食べたい~?」

拓馬「う~ん…あっ!玉子焼きっ!」


初めてお弁当作ってくれた人。

初めて好きな人に好物を作って貰った。


美希「好きだねぇ♪」

拓馬「だっておいしんだもん!」

美希「ありがとぉ♪(笑)」

拓馬「(笑) あとは~…」


いろいろ注文した。

美希は笑顔で受け止めてくれた。


買出しも終わって家についた。

美希「待っててねぇ~」

拓馬「うん」

美希「…ん?どうしたぁ?」

拓馬「なーんか…嫁さんって感じぃ♪」

本当に…そうおもった…

こんな光景…母親以外みたことない。


美希「き…急にどうしたの!?」

拓馬「そんな感じがしたからぁ~♪」

美希「だったら…拓馬は旦那さんだよ?(笑)」

拓馬「そ~だよ♪んで…2人の子供がここにいるんだって♪」

美希「もう!(恥)」

拓馬「だって…俺らの子供ほしいんだもん…」

美希「え…」

拓馬「まだ先だけど…ねっ…」

美希と俺との間に…できたら嬉しい。

できたらじゃなくて…できるだろう。


その時はそう思ってただろう…今は…無理だ…美希を愛せない…愛したかった…でも愛せれなかった…なんで俺らはこうなってしまったんだろう…