ただ、藤野を守るとこに必死だった。 俺が殴ると先生は横に吹っ飛んだ。 「藤野!?大丈夫か!?」 「み…きく…ん??」 藤野の目からはボロボロと 涙がこぼれていた。 「お前、自分がなにをしたか分かってんのかよ!?」 俺はまた先生のほうに向きなおった。 先生は俺が殴った右頬を押さえている。 その先生は藤野の担任だった。 「聞いてんのかよ!?」 「…君こそ分かってるのか??」 「はっ!?」 今まで黙っていた先生が 口を開いた。