背は低いくせに
体重だけはしっかりあるんだもん…。
やだよお…。
「それ、十分軽いんじゃね??」
「…もうその話やめようよ??」
「あはは、ごめん!!ほら、もうすぐ学校着くよ??」
前を見ると本当に学校の
近くだった。
三木くん、本当に速い!!
っていうか男の子なんだなあ…。
見た目は女の子みたいにかわいいのに
力は全然違うんだもん。
このわたしをおぶって
こんなに速く走っちゃうんだもん。
おかげでわたしは補習をまぬがれたし
三木くんも男の子の中で1番。
このときの三木くん、
すごくかっこよかったよ。