たとえ、、閻魔や先人達が
父を許しても、ぼくは
今のままの父のためには
経を唱えないだろう。

あの世でまで
母のもとに
父を行かせたくはないんだ。

ぼくが 拒めば
父は母のもとには
たどり着けない。

成仏するように供養を務めたが
それは 母のためだからだ。
父のためには 供養などしない。