暫く2人から目を逸らす事が出来ずにいると、後ろから悠君に背中を叩かれた。
『結さん、ナイッシュ』
『あっ!‥うん』
『どうしたの?あんまり嬉しそうじゃないね』
『そんな事ないよ‥そんな事‥』
『そう?』
『うん‥‥‥ううん、やっぱ聞こう!!』
『ん?』
自分に言い聞かせるように言ったので聞こえていなかったみたいだ。何度も瞬きをして私を見ていた。
『あのさ、俊チャンの事なんだけどね』
『うん』
『‥‥‥由愛とさ、付き合ってるのかなって‥思って』
『えっ?』
悠君はきょとんとした顔をしていた。
場違いな話を持ちかけてしまった事に気付き、慌てて否定した。
『あっ!ごめんね、急に変なこと聞いて。やっぱいいや。今の話忘れて‥』
背を向けて歩き出したとき、右手を掴まれて半回転させられた。悠君は凄く真剣な顔をしていたので、どう返して良いのか困ってしまった。
それに気付いたのか、すぐにキラキラとした目つきに変わった。
『たぶん、付き合ってないと思うよ』
『ホント?』
『最近の俊ってさ、今まで以上に俺らに自分の事話してくれなくなってさ。だから、たぶんとかし言えないけど』
『そっか‥』
大きく息を吐きながら下を向くと私の右手は、誰かの右手と繋がっていた。ゆっくりと辿っていくと、その手は悠君の右手だった。驚いた私は、思いっきり手を振って振り払った。
『結さん、ナイッシュ』
『あっ!‥うん』
『どうしたの?あんまり嬉しそうじゃないね』
『そんな事ないよ‥そんな事‥』
『そう?』
『うん‥‥‥ううん、やっぱ聞こう!!』
『ん?』
自分に言い聞かせるように言ったので聞こえていなかったみたいだ。何度も瞬きをして私を見ていた。
『あのさ、俊チャンの事なんだけどね』
『うん』
『‥‥‥由愛とさ、付き合ってるのかなって‥思って』
『えっ?』
悠君はきょとんとした顔をしていた。
場違いな話を持ちかけてしまった事に気付き、慌てて否定した。
『あっ!ごめんね、急に変なこと聞いて。やっぱいいや。今の話忘れて‥』
背を向けて歩き出したとき、右手を掴まれて半回転させられた。悠君は凄く真剣な顔をしていたので、どう返して良いのか困ってしまった。
それに気付いたのか、すぐにキラキラとした目つきに変わった。
『たぶん、付き合ってないと思うよ』
『ホント?』
『最近の俊ってさ、今まで以上に俺らに自分の事話してくれなくなってさ。だから、たぶんとかし言えないけど』
『そっか‥』
大きく息を吐きながら下を向くと私の右手は、誰かの右手と繋がっていた。ゆっくりと辿っていくと、その手は悠君の右手だった。驚いた私は、思いっきり手を振って振り払った。

