『別にいんじゃね』
えっ?
その言葉を一瞬疑った。だって、今まで私と華代以外の女の子と放課後、一緒に遊んだ記憶がなかったからだ。他の3人も口をあけてポカンとした顔で俊チャンを見ていた。
『しゅ、俊‥?』
『和樹。他のメンバー集め、お前に任せるな』
それだけ伝えると立ち上がり、自分の席に戻った。
『何か今日の俊‥可笑しくないか?』
『うん。結さんなら何か知ってるんじゃない?』
『えっ??』
3人の顔を見合わせた後、ゆっくりと後ろを振り返った。
『じゃあ、放課後ね』
由愛は私たちに手を振り、花梨と千鶴の元へと歩いて行った。
『結‥由愛と何かあった?』
『えっ?何で??』
『何となく‥そう思って』
いつしか華代から笑顔が消えていた。私の顔をまじまじと見て反応を伺っていた。私はその場に立ち上がり背伸びをした。
『何も無いよ!華代考えすぎじゃない?(笑)
ほら、そろそろ席に戻らないと先生来ちゃうよ?』
『そうだね‥じゃあ後で』
短く答えてから、しょんぼりと席に戻って行った。華代が席に着いたとき、先生が教室に入ってきたので、バスケの件・俊チャンの件はそこで一旦終わった。
その後、掃除の時間などを使って和樹君が人集めをしていた。予想通りクラスの男の子ばかりに声をかけていたので、最終的に体育館に集まったのは女の子は私たち3人だった。
華代は見学だったので、私と由愛は違うチームになるように裏表で決めた。私は表。
表のチームには和樹君と悠君もいた。裏のチームには俊チャンと由愛。これはもしかしたら運命なのかもしれないと、いつものネガティブ思考が働いた。
試合が始まったら、2人の事は出来るだけ考えないようにしようと思った。
いつもみたいにゴール近くでパスを貰い、見事にシュートを決めた。「やったね☆」自分の陣地に戻ろうとしたとき見てしまった。2人が話している姿を‥。たったそれだけの事なのに、声を出すことが出来なくなるくらい苦しかった。
えっ?
その言葉を一瞬疑った。だって、今まで私と華代以外の女の子と放課後、一緒に遊んだ記憶がなかったからだ。他の3人も口をあけてポカンとした顔で俊チャンを見ていた。
『しゅ、俊‥?』
『和樹。他のメンバー集め、お前に任せるな』
それだけ伝えると立ち上がり、自分の席に戻った。
『何か今日の俊‥可笑しくないか?』
『うん。結さんなら何か知ってるんじゃない?』
『えっ??』
3人の顔を見合わせた後、ゆっくりと後ろを振り返った。
『じゃあ、放課後ね』
由愛は私たちに手を振り、花梨と千鶴の元へと歩いて行った。
『結‥由愛と何かあった?』
『えっ?何で??』
『何となく‥そう思って』
いつしか華代から笑顔が消えていた。私の顔をまじまじと見て反応を伺っていた。私はその場に立ち上がり背伸びをした。
『何も無いよ!華代考えすぎじゃない?(笑)
ほら、そろそろ席に戻らないと先生来ちゃうよ?』
『そうだね‥じゃあ後で』
短く答えてから、しょんぼりと席に戻って行った。華代が席に着いたとき、先生が教室に入ってきたので、バスケの件・俊チャンの件はそこで一旦終わった。
その後、掃除の時間などを使って和樹君が人集めをしていた。予想通りクラスの男の子ばかりに声をかけていたので、最終的に体育館に集まったのは女の子は私たち3人だった。
華代は見学だったので、私と由愛は違うチームになるように裏表で決めた。私は表。
表のチームには和樹君と悠君もいた。裏のチームには俊チャンと由愛。これはもしかしたら運命なのかもしれないと、いつものネガティブ思考が働いた。
試合が始まったら、2人の事は出来るだけ考えないようにしようと思った。
いつもみたいにゴール近くでパスを貰い、見事にシュートを決めた。「やったね☆」自分の陣地に戻ろうとしたとき見てしまった。2人が話している姿を‥。たったそれだけの事なのに、声を出すことが出来なくなるくらい苦しかった。

