その後は二人で雑談。
だから一時間経つのは早くて……
「行くか。」
「うん………」
もう何も起きないで……
奈々を不安にさせたくないし…
俺も自分が不安になる事は嫌だ……
二人で屋上を出た。
休み時間毎日会っても、放課後はお互いの都合があるからデートは誕生日までお預け。
「次やだな〜化学だし!」
「大変だな〜」
「悠紀は?」
「俺は英語!」
「いいな〜」
授業たるいけどな。
すると
「私も三年がよかったな…」
「奈々が?」
「うん。だって来年は悠紀学校にいないもん…」
「ああ…第二ボタンやるよ?」
「本当?」
「多分争奪戦だから頑張って死守するよ。」
「うん。絶対奈々の!」
「はいはい。」
卒業か〜あっという間…
あ…五月は修学旅行だった……
雅也とかと話してるか。
奈々は二年だからいないし…
旅行したいのにな…
なんか興奮。
……奈々に言ったら怒られますが。
すると
「夏休みに早くなるといいね?楽しみいっぱい〜スイカ割りとかしたい!」
「スイカ割りってガキかよ?」
「楽しいよ〜?あとお祭りとか〜プールとか…」
「ぷ、プール?」
「悠紀〜なんか変な妄想しちゃだめだよ?」
「してないしてない!」
本当は図星?
「うーそ!悠紀やらしいからな〜」
「なんだよ〜男だぞ?俺は。」
「変態悠紀〜」
でも
「あ……」
もう別れの時間。
いつでも会える。
でも
俺らにとって一つ一つの時間がとても大切で…
「じゃあ…」
「うん……」
離れる度少し不安になるのは…お互い同じだろう。
どうしたら不安はなくなるのだろうか。


