次の授業はさぼり。
休み時間は奈々にクッキーをもらいに行く。
「悠紀先輩かっこいい〜」
「遊ばれたいな〜うちも!」
一年が言う。
一年の廊下を歩いても注目される。
俺は有名なのか……
すると……
「悠紀…」
奈々が来た。
「……奈々、もらいに来ました♪」
「………ないもん。食べた…」
………嘘ばっか。
後ろに隠してるな…こいつ…
「うーそーつーき♪」
俺は奈々から紙袋を奪う。
「あ………」
……動揺してるし……
「だって…失敗したんだもん…」
「…気にしないから。」
俺はにっこりと笑ってクッキーを取り出し食べる。
〈パクッ〉
「………お、うまいじゃん。ちょっと見た目わるくても。」
すると、奈々は一瞬笑った。
ドキッ……
やば…かわいい……
つか、なんだよ…またドキッて……
奈々が初めて俺の前で笑った。
昨日…会ったばっかなのに…
奈々の笑顔がもっと見たいとか…
仲良くなりたいとか変だよな。
「……ありがとう。」
「いえいえ。」
でも…奈々……
「…俺は平気なんだ?」
「よくわかんないけど…悠紀なら平気になれるかも……」
「……えっ…?」
マジ…?
俺なら!?
なんか…嬉しい。
他の男とは違うんだな…
「よかった…」
「私なんか友達でいいの?」
「えっ……」
「私、心臓悪いし男苦手だし…面倒じゃない?」
「そんなの関係ないよ。」
どうして、自分でも彼女にこんなに優しくできるかわからない。
でも……
奈々が気になる。
おかしいかな?
「また来ていい?」
奈々は小さく頷く。


