恥ずかしいなぁ……
すると
「認めてもらえてよかった〜」
奈々は笑って言う。
「お前早く寝ないと体に悪いぞ?」
「悠紀がいれば元気になれるもん!叔母さんの言う通り!」
奈々は変わった…かぁ…
「はいはい。で、なんで出てきちゃったかな?」
俺は笑って聞く。
「悠紀の言葉嬉しかった。」
「…………え?」
「公認になったし、私…すごく嬉しかった。だって…ずっと悠紀を待ってたから。」
奈々は…
素直だなぁ…
だからいつも俺はやばいよ…
「ありがとう。俺も奈々にまた会えるの待ってたよ。」
すると奈々は笑う。
「子供は早く寝ろよ?」
「はーい。」
奈々は嬉しそうに笑うと部屋に戻っていった。
明日も奈々に会える。
学校で毎日会える。
嬉しいな。
奈々の叔母さん公認だし。
本気の恋を見つけた俺。
もう遊びはしない。
携帯に入ってるアドレスは奈々と友達だけ。
礼とは友達でいられるようにしよう。
他の事なんかもう考えられない……
俺が奈々を守る。
奈々を頼むと言った叔母さんの気持ちを無駄にはしない。
もちろん俺だって奈々が好きだから大切にしたいし……
奈々の彼氏として…
しっかりしよう。
もう誰も傷つけたくないし、自分を傷つけるのは嫌だ。
本当の幸せがわからなかった俺も…
今では分かるんだ……
「悠紀〜おはよぉ!」
「……な、奈々!」
次の日の朝。
奈々が来た…
「あのね…学校一緒に行きたくて!」
奈々は今日は何か違う。
髪は少し巻いていて、ちょこっとメイクも?
「奈々〜どうした?」
「彼女らしくした♪」
確かに子供から女って感じかも……
俺はそんな奈々の変化に笑った。


