「うん……」


奈々は寂しそう。


「ほら奈々〜」


「帰りたくないよ〜」


奈々が言う。


俺だって帰らせたくないんだって!


でも


「叔母さん…反対してなかった?昨日…」


俺は心配そうに聞く。


昨日はいきなりで話さなかったからな…


すると


「大丈夫だよ。私、悠紀と何があっても離れないようにするから…」


奈々はにっこりと笑って言った。


やばい……

マジで奈々さん離したくないんですけど!


でも


「でも私の病気の事あるから叔母さん達神経質になってる…」


「そうだよな。」


「でもね!私、病気絶対治したいって思えたの…前は悪くなったら仕方ないと思ったりしたけど…悠紀から離れたくない…」


「奈々……」


「悠紀がいないと今はだめみたいだぁ…」


「俺も。奈々じゃなきゃさ。」


二人で笑う。


奈々とはいろいろな問題がこれからあるかもしれない……


でも



離れたくない…



離さないよ。



やっと見つけた初恋だから……



「悠紀!明日、学校だよ?一緒に行こうよ〜」


「ああ。」



もう今は変わった……



今は一人の女しか選べない………



奈々だけ。



だから


神様…もう奈々と俺を引き裂かないで……




「いいのか?家行っても。」


「うん!悠紀送って〜」


二人で奈々の家に向かう。










今日も叔母さんに会ってしまった。


「悠紀〜バイバイ!これありがとう♪」



奈々はネックレスを俺に見せて言う。


「ああ…」



すると



「奈々、入ってなさい。あたしはこの人と話すから…」


奈々を迎えた叔母さんが言う。


奈々は不安な表情。



「大丈夫だよ。奈々〜また明日♪」


すると奈々はにっこりと笑って家に入った。


なんだろ…奈々の叔母さんの話って……