「奈々〜おまたせ。」


俺はお茶を奈々のとこに持っていった。



奈々は俺の部屋で何かを探している。



もしかして……


奈々ちゃんってば…


俺は笑いながら奈々を後ろから抱きしめる。



「何してんのかな〜?奈々。」


「……っ…ゆ、悠紀〜」


奈々顔真っ赤。


なんとなく分かる……


きっと奈々は……


「エロ本とかあると思いましたか?」


俺はにやっと笑って聞く。


「………なっ……」


「探してたんだろ〜?」


俺は笑って聞く。



「うぅ………」


多分図星?


奈々ってば……


「奈々に一途なんだぞ?全く…奈々のばーか。」


俺はわざとすねる。



俺は奈々から離れて床に座りこむ。


「悠紀…怒ってる?」


奈々は俺の服の裾をつかむ。


「怒ってる〜」


俺は奈々に背中を向ける。


「悠紀〜ごめんね?」


奈々は俺にくっつく。


仕方ないなぁ〜



「もうやるなよ?」


「はい……」


でも


ドキッ………


奈々顔近い。


「悠紀……?」


奈々は俺を見る。


可愛くて可愛くてたまらない……


奈々さん。


やばいな俺……


「あ…さっきのプリクラ切らないとだね!」


奈々はじらす。


でも


グイッ



「……ん…」


俺は奈々にいきなりキスをした。


不意打ち成功かな…


だけど


俺が唇を離すと奈々は顔を真っ赤にしてうつむいてる。


もしかして……


「キスも初めて!?」


「当たり前…男の子苦手だもん……」


「あ〜」


でも


奈々の初を奪った♪


「うぅ…不意打ちとかずる……」


「じゃあ奈々はどうされたかった?」


俺はにやっと笑って聞く。


奈々は困ってる。


「そ、そんなのっ…」


「嫌だったの?」


少し意地悪に言った。