…………え!?
奈々さーん?
「それってどういう事かな〜?」
「べ、別に変な意味じゃないよ?悠紀に夕飯作ってあげたいの!」
「奈々……」
「買い物ほとんど悠紀おごりだったから…次は私が……」
「奈々は気にしなくて…」
「ううん!今度は私が…」
「じゃあ……そうさせてもらおうかな…」
「悠紀は何好き?」
「ん〜なんでも♪」
「何それ〜悩むなぁ…」
奈々が笑って言う。
「冷蔵庫結構色々入ってるから適当に使っていいよ。」
俺は奈々に笑って言う。
「うん…じゃあ行こう♪」
奈々は自分から俺の手を握ってきた。
奈々も慣れたのかな?
なんか嬉しかったし……
でも…側にいられる事がこんなにも幸せと感じるなんて……
奈々は俺が初恋と言ってたけど…
俺もきっときっと奈々が初恋だな。
こんなに一途でこんなに大切に想えるのは奈々だからだよ……
「ここが悠紀の家かぁ♪」
家の前に着くと奈々が言う。
親父いないよな……
いたらうざ。
俺は奈々の手を引きながら鍵を取り出す。
〈ガチャ〉
「おじゃまします!」
家に入ると奈々が言う。
奈々ってマジ子供…
緊張ないのかな?
一応二人きり………
「わ〜結構きれい♪」
はしゃぐのかよ…
全く。
俺はリビングに向かう。
奈々も俺のあとをくっついて行く。
「奈々、お茶でいい?」
俺は冷蔵庫を開けながら聞く。
「うん。あ、悠紀の部屋見て来ていい?」
「…ん?ああ。」
奈々はにっこりと笑うと俺の部屋に向かった。
俺は逆にはしゃぐどころか不安。
一応二人っきりだし…
ドキドキだからな〜
奈々だからそうなんだけどさ。


