「え〜じゃあこの眼鏡…」
「奈々はいいんだよ。眼鏡かけなくてもそのままで。」
「……そうかな?」
「素顔だけでも魅力ある。」
「だったら悠紀もいらないんじゃ…」
「なんだよ〜」
奈々とは年の差だとか気にしない。
一個だけだし。
それに、自分らしく素直になれるんだ。
よくわからないけど…
「あ、悠紀〜ここの近くにおいしいケーキのカフェあったじゃん?行こうよ?」
「ああ。」
奈々とのデートは楽しい。
奈々は子供だし、俺はいつもの遊びと違って素直になったりマジになれるから。
「悠紀〜禁煙?室煙?」
「あ〜今日は室煙。タバコ復帰したし。」
「じゃあ室煙で!」
俺らはカフェに入る。
「タバコは心臓平気なの?」
「うん。肺の病気じゃないから。運動とか以外なら大体へーき。」
「そっか。」
奈々が病気な事は一瞬忘れてしまう。
奈々は元気だ。
子供みたいにはしゃぐし。
まさか病人とはと周りも思わないだろう。
でも
今はバランスがとれてるだけで、いつ崩れるかわからない。
悪くなったら手術も難しい。
お願いだから悪くなりませんように。
そう願うだけ…
里沙のお腹の子供の時と奈々の病気。
俺はそれがきっかけで命について考えるようになった。
前はいつ死んでもいいやという時もあったから…
今は変わった。
「次どうする?」
俺は奈々を見る。
「ん〜ここでケーキとお昼食べて。また買い物!」
「ああ。奈々行きたいとこあるのか?」
「うん!」
「じゃあそこな。まずは昼と飲み物な。ケーキは食べれたら。」
「うん!私、決まった♪ミートソースとオレンジジュース♪」
やっぱ…奈々子供だ〜
かわいいけど一応16なのにな……
「奈々、お子様ランチは?」
「残念!ありません〜」
奈々が笑って言った。


