「う、うん…でも悠紀は慣れすぎだよ…」
「ん?俺はこういうデートは一応初めてだから…」
「え?だって彼女さんいたで……」
「まともな付き合いじゃないし。だからこういうのなんか嬉しいな。」
俺は笑って言う。
「……よかった〜私だけ不安かと思ってたから…」
「緊張はしてないよ。」
「え?」
「奈々は緊張しすぎだけどな。」
「………はい…」
でも…
奈々の初めての彼氏っていうのは嬉しい。
「ね!悠紀…どこ行く?」
「ん〜じゃああそこ行くか。」
「へ?」
「行くぞ。」
俺は奈々の手を引いた。
もちろん奈々は走れないから気を使う。
「……悠紀〜どこ行くの?」
「電車で近いとこだから。」
「…………?」
俺らは電車に乗る。
「げっ…混んでる。」
「いいよ。立っても。」
「うん。」
俺は奈々を支えながら電車に乗る。
………結構揺れる……
仕方ないなぁ……
奈々心配だし。
俺は奈々を抱きしめる。
「ゆ、悠紀君!?」
また動揺してるし…
「お前小さいしつぶされたらいけないからな。」
「恥ずかしいよ〜人いっぱい。」
「混んでるから見る余裕もねぇよ?」
「………っ……」
奈々顔赤っ……
「すぐ着くから。」
奈々に俺は笑って言う。
俺は吊り革で自分を支える。
奈々をくっつけて。
「着いた〜」
俺は奈々と電車から降りる。
奈々を離す。
「……恥ずかしかったよ〜」
「離れて寂しい?」
「ばか。」
俺は奈々の手をまた握った。
「行くか〜」
「うん……」
最初はファッションビルで買い物。
「あ、これかわいい〜」
奈々は服を見る。


