俺はメモをかばんから取り出しアドレスを書き込む。
そして、書くと奈々に渡す。
「大丈夫だったら…奈々から連絡して?」
「……しなかったら?」
「できるようにさせる。」
「…………。」
こんな苦労するくどきはないよな〜
すると……
「ケータイ貸して?」
「…………えっ?」
……俺は奈々に自分のケータイを渡す。
奈々は何やら入力してる。
「…………奈々?」
そして、打ちおえると俺にケータイを渡す。
「……何?」
「アドレス…入れといた。」
「えっ……?」
「メールは平気…と思う。」
俺はにっこりと笑う。
奈々のアドレスゲット♪
だけど…なんでだ?
いつもの遊びやくどきと違う。
気がついたら奈々に見とれたり…
アドレスゲットをマジで喜んで……
なんでだろ……
「じゃあ…私はこれで…」
奈々はそう言うと一年の昇降口に向かった。
……昨日里沙といた時の感覚や…
他の女といる時となんか違う…
変な俺。
だけど…
《林奈々》
……男苦手でもメールは平気なのか……
どこまでだめなんだろ…
俺を苦手じゃなくなるなんてあるのかな?
そんな事を考えていた。
「おはよ〜」
「お、はやいな♪悠紀!里沙と抜けたんだろ?昨日〜」
「まぁな。雅也は?なんかあった?」
「別に…奈々ちゃんにしようかな〜」
「ふーん……」
アドレスゲット。話した事。
なんか言いたくなかった。
内緒にしよう。
すると……
〈♪〜♪♪〜♪…〉
《林奈々です。ちゃんと届いたかな?よろしくです。》
シンプル…
絵文字顔文字なしか……
《大丈夫だよ♪よろしく。奈々、休み時間いつも教室いる?》


