俺はわかった。
それは……
「柚ちゃんだろ?」
「へ?」
雅也から前聞いた話だと柚ちゃんはいびきがすごいらしい……
「な、何言って…」
「いびきだろ?」
「……な…」
多分図星?
「俺は布団でもいいし。奈々が嫌だったらソファーで……」
「嫌っ。」
奈々は俺を見る。
嫌なのかな…俺といるの…
だけど…
「行かないで…」
奈々はうるうるした瞳で俺を見つめる。
やば…かわいすぎだから!奈々……
襲いますよ?
「じゃあ、いかなーい♪」
俺は奈々に笑って言う。
でも…行かないでと言われたら…
「奈々、どうかしたのか?」
俺は心配だ。
「柚じゃないの…」
「えっ……?」
「怖い夢見ちゃって…それで…悠紀上がるの待ってたんだぁ…」
奈々は泣きそうな顔をして俺を見る。
待ってた?俺を……
俺、頼りにされてんだ…
「一緒に…寝る?」
「えっ!?」
奈々は動揺する。
「何もしないから!嫌なら…いいよ。」
俺は布団で寝る用意をする。
だけど。
「いいよ?何もしないなら…」
奈々……
「わかった♪」
っていっても、心臓やばいけどな。
俺はベッドに行く。
何もしないとか今までの俺じゃありえないし。
こうしてるのも。
奈々の隣で寝る。
だけど…
彼氏でもないし、家族でもない。
奈々に触れたくても触れられない。
奈々は安心したのかすぐに寝たが、俺は眠れなかった。
ただ、眠ってる奈々の頭を撫でる事しかできなかった。
恋はこんなもんなんだな…
奈々を自分のものにしたい。
そんな欲望が俺をだめにさせる。
奈々……好き。
でも、言ったら君は困りますか?


