くさいセリフ言って…
「はいはい。」
「女だったら悠紀に惚れるし♪」
「キモッ!ホモ発言だ!」
「ばか!」
雅也は最高にいいやつだ。
「できました♪」
しばらくすると夕飯ができた。
カレーの匂いがいい。
カレーか…今日は。
「ほとんど奈々がやったんだよ!」
奈々は柚を見て言う。
「あはは〜だって、奈々…あたしがやろうとすると止めるし。」
「柚がやばい事しようとするからだよ?」
奈々は柚を見る。
「はいはい…」
柚ちゃん…一体何しようと…
「悠紀?食べようぜ?」
「ああ…いただきます。」
奈々の料理は大好きだ。
今日思った。
お嫁さんにするなら奈々だよな……
「美味しい?」
奈々はじーっと俺を見る。
「うん!奈々さすが♪」
「えへへ。」
そして、奈々もいただきますとぼそっと言うとスプーンを持ち食べ始めた。
「奈々ちゃんさすが!」
「あたしも褒めてよぅ…」
柚ちゃんは雅也を睨む。
「なんで、俺?悠紀は?」
「悠紀先輩は奈々担当♪」
「いみふだし…」
そんな二人を見て俺と奈々は笑った。
「ああ…いいお湯だった♪悠紀も入れよ?」
夕飯の後、柚ちゃん…雅也の順で風呂に入った。
片付けと洗い物は奈々と俺がした。
柚ちゃんが雅也のあとは嫌だから風呂に入ったからだ。
「あ〜奈々はどうする?」
「あ、悠紀が先でいいよ?」
「いやいや、レディーファーストだから♪」
俺はソファーに座ってる奈々に笑って言う。
「じゃあ…お言葉に甘えて。」
奈々はそう言うと柚ちゃんの部屋に着替えを取りに向かった。
「……柚ちゃんは?」
「もう寝た。」
「早っ!奈々いるのに…」
「お前に気をきかせたとか?」
「は?」
んなわけないない!


