「雅也行くぞ!」


「じゃあね〜仁美ちゃん♪」



雅也ナンパかよ…


クラブに奈々と戻る。



「あれ?柚ちんは?」


奈々は柚ちゃんを探す。


「柚は大樹んとこ…あ、いた〜」


柚ちゃんは大樹という男といちゃついてる。



大樹は俺は知らないが、雅也の知り合いではある。


だから、やはり軽そう…


大丈夫か?柚ちゃん……



「柚〜来い!」


「うるさいな〜お兄ちゃん…じゃあね♪」


柚ちゃんは俺らのところに来る。




「奈々〜いい感じになれたよ!あたし…」


柚ちゃんは奈々に笑って言う。


「さすが姐御…恋愛のプロ……」



奈々…真面目にいうなよ!


恋愛のプロって……


「お前、ギャル男に近くない?あいつ…」


「性格よければいいじゃない。」


雅也はそんな柚ちゃんに呆れる。



「まぁまぁ。で?雅也の収穫は?」


「あ〜俺?俺はさっきの仁美ちゃんと今度デート!」


「へぇ…どこ?ホテル?」


俺は柚ちゃんとは違い遊びのプロかもしれない…


すると……


「全然ついてけない…」


奈々が言う。


「奈々はうぶすぎるしね…胸はあるのに…」


「それ言ったら怒るよ?柚。」


奈々は柚を見る。



「怖いな…奈々ちん。奈々ってモテ要素ありなのに男苦手はもったいない…」


「いいの〜私は。」


奈々が言う。


「いいじゃん。悠紀で…」


雅也が言う。


「「…………は!?」」


俺と奈々の声がかぶる。


「息もぴったりだし…」


「いや…それとこれとは…なぁ奈々?」



だけど……


「そうだよね……」


なんか奈々元気ない…?



「奈々…?」


柚ちゃんが奈々を見る。


「とにかく、それは置いといて!行こうぜ?」



雅也は慌てて言った。



だけど…俺は奈々の様子が気になって仕方なかった。


奈々……?