「私は去年…一人だったかな…」


「マジ!?」


「柚…彼氏いたし。今年はどうなんだろ……」


奈々…暇なんだ……



「俺も暇かな?今年は。」


「去年は?」



「…元カノといた。」


「そっか…」


里沙とはテキトーに過ごした。



別にマジじゃなかったし。


「じゃあ、どっちがクリスマス誰かと過ごすかだね!」


「…………。」


「悠紀?」



「奈々とがいいな。」



「えっ!?」



奈々は俺を見る。


「暇…だろ?」


「そう…だけど。」



奈々は嫌なのかな……


「嫌だったらいいよ。」



「ううん!大丈夫!」


奈々は慌てて言う。



「えっ……?」


「ただ、私でいいのかな…と。」


「いや、奈々がいいから誘ってんじゃん。」


すると奈々の顔は赤くなる。


「奈々ちーん?」


「あ、な、何?」



「ぷっ…何動揺してんの?」


「べ、別に…」


「奈々ウケる〜」


悠紀は笑って言う。



「うぅ……」


奈々といるとマジ楽しい。




すると……



…………あ………



「なぁ、奈々。時間ある?」



「えっ……?」



「ゲーセン行かない?」



「ゲーセン?」



「俺は時間全然へーきだけど……」



「行く!プリクラも撮りたい♪」



「え〜?」


「行きたい♪」


「わかった。行こう。」



「うん!」



奈々はにっこりと笑った。



二人でゲームセンターに向かう。



「悠紀〜早く!」


「奈々〜走るなよ?」


「わかってる!」



とかいいながら少し走ってるし……



あいつ…自分の病気自覚してんのか?


でも……


はしゃぐ奈々を見てると嬉しい。



「あ〜心臓少し苦しい…」


「走るからだよ〜薬飲め!」