奈々は俺の体を心配してるようだ。
でも
「大丈夫だから。少し無理したけど…俺疲れやすいだけ。」
「へ?」
「奈々…俺、明日から奈々と遊べるから大丈夫だよ。」
「え…でも…」
「冬休みは色々なとこ行こう。」
「悠紀…」
「仕事気をつけるからさ。奈々は心配するな!」
「悠紀…」
「熱くらい平気。」
俺はそう言うと笑った。
「不安にさせないでよ〜」
「大丈夫。無理はもうしないから〜」
俺は奈々の頭を撫でる。
礼や翼と百花ちゃんいるけど
気にしない。
俺らの夫婦の形はどんなかな…?
「悠紀〜ツリー綺麗!」
クリスマス。
二人でイルミネーションが綺麗な場所に行く。
「お前な…本当子供。」
体調は良くなった。
仕事のあといつも少食だったし、寝るの遅かったから悪かったのかもな。
今は冬休みだから休みまくり。
「はい!プレゼント!」
奈々はイルミネーションが見えるベンチで俺にプレゼントを渡す。
「開けていい?」
「うん!」
俺はそっと開ける。
…………あ……
YUUKIと書かれたマフラー…
もしや…
「奈々作ったの?」
「うん!」
あの雑誌意味ないし…
でも
これが一番嬉しい。
俺は巻いてみる。
「暖かい。嬉しいよ。すごく。」
「よかった〜」
「あ、次は俺!」
俺は奈々にプレゼントを渡す。
「なんだろ〜」
奈々はそっと開ける。
「……あ」
俺があげたのは奈々が好きそうなブレスレット。
「可愛い…嬉しい!悠紀大好き〜」
「もう〜」
冬休みは休みを増やした。
手帳にはデートの日程が主。
年明けは日の出を見るためにあの海へ行く…
一番の幸せは二人が幸せな事…
永遠の恋を君に……


