俺が運転する車の中。
翼と奈々は後ろで楽しそうに話してる。
うっ…今日は翼がライバルだな。
助手席が寂しい……
前には俺だけ。
「今日、百花ちゃんに会える〜嬉しいな!」
「よかったね〜」
まぁ、奈々も5才児と変わらないかも…
俺になつっこいし。
「ゴホッ」
あ〜でも
やっぱ風邪やばい…
体が変な感じ。
帰ったら薬飲もう。
うん。
熱あったらやだな…
今日は雅也ら来るのに…
「兄ちゃ風邪?」
「大丈夫だよ。」
「ちゃんとうがいと手洗いしなきゃだめだよ〜?先生が言ってた。」
「はいはい。」
「母ちゃん兄ちゃ心配ゆってたよ?」
「心配性だからな。」
「心配性ってなーに?」
「ん〜?おせっかいって事。」
「おせっかい〜?」
「つまり悠紀だよ。翼君。」
「なるほど〜」
なんで俺?
確かに奈々に関しては過保護だけどさ。
しかもなるほどとか…
「ねえ、お正月は二人来るの?ぼくの家。お雑煮食べようよ〜」
「え〜?」
実家…か。
毎年家だしな。
「ごめんね。行けない…」
………え?
「どうして〜?」
「悠紀兄ちゃんと出かけるから。」
…そんな話してないけど?
奈々ちゃん?
なんか考えあるのかな…
「いいな〜仲良いよね。二人。ぼくも百花ちゃんとデートしたい!」
デートって…
こいつどこで覚えた??
「パパとママ一緒だもんね。」
「うん…だから早く大きくなりたい〜」
ませてるよな…翼は。
誰に似た?
俺か?
親父いわく俺の小さい頃に翼は似てるらしい…
なんか複雑……
まぁ、5才で恋してなかったけど。


