「はぁ……」
風呂から上がると寝室に向かう。
奈々寝てたりして……
だけど
〈ガチャッ〉
奈々は鼻歌を歌いながらベッドの上に座り雑誌を読んでいた。
その鼻歌は俺の好きな曲で……
「あ、悠紀…上がったんだ。」
「ああ。」
「じゃあ私も入って来る!」
奈々は着替えを持って走って寝室を出た。
手術で奈々は走れるようになった。
速くはないけれど、奈々は普通の人らしくなれたと喜んでた。
あ〜眠い。
………ん?
奈々がさっき読んでた雑誌が目に入った。
……メンズ雑誌?
もしかして…
付箋が入ってる。
俺はそのページを開く。
そのページにはかっこいい時計やアクセサリーや香水などが載っていた。
男子が欲しいクリスマスプレゼントと書いてある。
奈々……
いいやつだな……
俺は毎年、かわいらしい奈々が好きそうなのを買うけど。
奈々はいつも選んでるのかな。
こうやって…
見たのばれるとまずいから俺は本棚に雑誌を入れる。
いい奥さんなんだな…奈々って。
なんか嬉しいな…
その後は音楽などを聞いて奈々を待つ。
あ〜寒い…
「ゴホッ」
風邪引いたかな…
寒い中薄着で仕事したからな……
すると
〈ガチャッ〉
「悠紀〜上がった!」
「あ、ああ…ゴホッ。」
「風邪…?大丈夫?」
「ん?休めば大丈夫だよ。」
「そう?何かあったら言ってね?」
「ああ…」
俺が布団に入ると奈々も一緒に布団に入る。
奈々はいつも布団に入るとすぐ寝る。
でも
「悠紀…?」
俺はぎゅっと奈々を抱きしめて眠る。
「暖かいし。」
俺が言うと奈々は笑った。


