柚ちゃんは相変わらず。
大学生の彼氏ができたらしい。
ちなみに柚ちゃんは礼と意気投合。
二人で雅也に色々言う。
そして
俺らは
「翼君可愛いな〜」
相変わらずバカップルなんだ。
俺は仕事が無い時は大体奈々に会いに行く。
会えない時はメールとか。
倦怠期は俺らにはない。
今は順調…って言うのかな?
「よかったな〜翼。奈々に会えて!」
「大きくなったらデートしようね!」
奈々は翼を抱っこして言う。
「えぇ?」
俺は奈々を見る。
「あはは〜悠紀やいてる?」
「やいてねぇよ。」
「可愛いお兄さんだね〜翼君。悠紀お兄ちゃんも抱っこされたいのかな?」
「あほか、お前。重いから。」
俺は呆れる。
でも
「ほらほら、悠紀〜奈々ちゃん。クッキー焼いたから…」
「わ〜由美さんのクッキー大好き!」
「ありがとう……か、母さん。」
俺も照れながらも言う。
由美さんは翼が生まれてから俺を呼び捨て。
だから俺もな…
照れるけど
「悠紀〜感動したわ!あたし!」
由美さんは笑って言う。
母さんって呼ばないとな。
もう親って感じだし。
翼いるし。
「悠紀〜えらい!」
「はいはい。で?奈々さんはどうなの?」
「え?私は手紙…」
奈々はお父さんと和解できたらしく手紙を書いてる。
先月会えたらしい。
「結婚したら会わないとだな。」
「大丈夫。私の親族みんないい人だから!」
「よかった。」
クッキーを摘みながら二人で話す。
「あ、悠紀!さて、次は映画行こう〜」
「はーい!」
俺は奈々の手を握る度思う。
離さないって…
なあ奈々。
同じ空の下たくさん歩こう。
二人で色々な所に行くんだ。
もちろん手の温もりを感じながら
君の隣にずっといたい…
永遠の愛を君に伝える。


