「悠紀?」
行きたくない気持ちがある。
それは俺には珍しい事だった。
奈々が好きなんだ…俺は。
会ったばっかなのに変だな。
こんなに気になるとか。
すると…
「悠紀。俺は友達だからな?お前が遊びやめたとしても。」
雅也が言った。
「………えっ?」
「奈々ちゃんにマジなら手出さないし、ただの遊び仲間と思ってるわけじゃねぇから。」
「サンキュ。」
雅也はやっぱり親友だ。
「次、体育どうする?」
「今日は出ようかな〜」
「俺も行く。50m走だよな?」
「ああ。」
「寒いし〜」
「サボりすぎると体育の成績やばくなるぞ?」
「だよな…」
二人は校庭に向かった。
一時間目が始まって少しした頃。
奈々のクラスは自習という事で奈々と柚は暇そうにしてた。
すると……
「あれっ?奈々…悠紀先輩っ!」
窓際の席に奈々と柚はいたが。
先に気付いたのは柚。
「………えっ?」
奈々は窓の外を見る。
見ると悠紀が走っていた。
「……悠紀…足はや…」
奈々は悠紀に見とれる。
「………奈々?」
柚が声をかけても奈々は悠紀を見ている。
「な〜な!」
「わ…何?」
柚に大きな声で呼ばれ奈々はやっと反応する。
「もしかして…悠紀先輩が好きなの!?」
「えっ!?」
奈々は柚に言われ、びっくりする。
「…図星?」
「そ、そんなわけ…な、ないし。」
「超動揺〜」
柚が笑う。
「だ、だって…」
「奈々、悠紀先輩とは仲良くなれるし、さっき恋する乙女の顔だった…」
「どういう顔よ?」
だけど、奈々も不思議だった。
奈々も悠紀と同様恋を知らない。
だから、どうして悠紀は平気だとかわからなかった。


