「奈々〜?」
「えへ!悠紀隠し撮り〜」
「つか、カメラどうしたんだよ!」
「え?買ったんだよ〜インスタント!悠紀が来る前にね!」
「全く…まぁ、いいや。俺も奈々の隠し撮りあるし!」
「え?やだ〜見せて!」
「なんだよ〜」
俺は携帯に入ってる画像を奈々に見せる。
それは以前、柚ちゃんから送られた奈々の寝顔。
「やだ〜やらしい!い、いつ?」
「柚ちゃんから送られてきたのさ。」
「柚のやつ〜今度ぶっとばすし〜」
俺はそんな奈々を見て笑う。
「悠紀は隠し撮りしてないよね?」
「さあな。」
本当はしてたり。
内容は内緒ですが。
「悠紀〜隣来て?」
「え〜なんか動くの怖い…」
「ばーか。」
奈々にばか言われるとやだなぁ〜
奈々の隣に行く。
「はい!チーズ!」
<パシャッ>
奈々は写真を撮ると俺を見る。
そしてにっこりと笑うんだ…
「あ、もうすぐ頂上…」
俺は窓の外を見る。
夜景はもっと綺麗なのかな…
現在夕方。
すると
「悠紀!」
「ん?」
奈々は俺が振り向くと自分から俺にキスした。
恥ずかしがり屋さんだけど
「………ん…ゆうき…」
だけど
俺も返す。
すると
「悠紀…悠紀からされるとやばいよ。」
奈々は俺を離すと言う。
「激しい?」
「ううん…奈々からがよかったの。積極的な私で悠紀をドキドキさせたかったのに…」
ドキドキしたよ?
奈々は普段子供。
だけど
こういう時はさすがの俺も…
「奈々かわいい。積極的のお前…いいよ?」
そう言うと奈々は顔を真っ赤にして笑う。
「観覧車ってさ、私らみたいな人達のためのものかな?」
「ばーか。」
だけど
奈々が笑うほど時間が長いほど不安になる…
奈々の気持ちについて…


