やば…奈々はいちいちかわいい。
まぁそんな事言うと奈々怒るけどな。
軽い思われるし…
でも
「行こう?」
「あ、待てよ。奈々。忘れてる…」
俺はお守りに買いに行く。
「え?奈々縁結びがいい…」
俺が健康のお守りを買おうとすると奈々が言う。
「治ったらな?」
「やだぁ…」
「仕方ないな〜じゃあ俺が健康のお守り持つよ。で、祈る。」
「両方〜で、縁結びは悠紀とおそろ!」
「お前わがままだなぁ…」
「悠紀との思い出いっぱい残したいから…」
「え………?」
「悠紀〜買って?」
「はいはい。」
俺…こいつのために小遣いいくら使ったんだろ…
でも
「えへへ…嬉しいな〜あ、悠紀とおそろ〜」
子供っぽいけど好き…
俺って実はロリコン?
嘘嘘。
奈々はしっかりした所もちゃんとある。
今まで病気と闘ったんだ。
すごいんだよな…
「…悠紀、お守りちゃんといつも持っててね?私は健康と縁結び両方!」
「欲張り。」
「じゃあ…健康は病院のベッドにかけるか〜縁結びはいつも持つの!」
「わかったわかった。」
奈々といると兄貴みたいになるな。
まぁ彼氏なんだけどさ。
奈々をどうして好きになったかわからないや。
最初は一目惚れ。
俺にびくびくして戸惑ってた奈々を思い出すと笑える。
今はべったりで子犬並みになつっこいからな。
奈々は黙ってるとそれなりに綺麗な時がある。
朝、学校に行ったら奈々が花に水をあげてたのを見つけた時、つい見とれた。
決して性格が悪くないし、ただ純粋……
そこかな…
「悠紀!水族館行こう〜悠紀何好き?私サメ!」
「怖がるだろ。普通?かわいくラッコとかじゃないのか?」
「かっこいいし。悠紀は〜?」
まぁ俺も人の事言えない…
「え?アザラシ…」
「悠紀かわいい〜」
言うと思いましたよ。


