意外……
奈々…が……
「だって辛いから。悠紀が悲しむの。悠紀は今幸せなの?私といて…」
奈々はずっと言いたかったのかな…俺に…
でも俺は……
「悠紀にとって私は重いかなって不安でさ…」
関係ない。だって何があっても好きなやつといれて不幸なわけないから…
俺だって…
奈々の側にいていいか不安になるよ。
でも
「大丈夫だから。俺はそんなやつじゃない。奈々と付き合ったあの日さ、絶対離さないって決めたんだよ。」
どんどん俺を傷つけてもいいよ…苦しめていいよ
俺は奈々が楽になるなら幸せになるならどんな事だって平気。
だってさ
俺は強くならなきゃ…
奈々は無理しなくていいよ
奈々が暗闇に堕ちた時、俺が手を差し延べたい。
何があってもきっと最後には光が見えるはずだよ…
「うん…」
「絶対行かないから。俺は。泣くなよ。行こう?奈々の行きたいとこ連れてくよ。」
「いいの?」
「うん。夏休みは遊ぶためにある。」
「うん!」
「あ〜でも奈々疲れるといけないから…」
《ガチャッ》
俺の家に二人で行く。
「両親は?ばれたらまずいよ?」
「ん?今日は会社泊まり。二人とも…」
「そうなんだ…」
「だから俺が抜け出したの気付いてもすぐには来ないよ。」
「でもどうして?」
「少し休むんだって。」
俺と奈々はリビングに行く。
「なんか学校さぼった時みたい…」
「だな〜あ!」
俺はリビングのテーブルを見る。
「会いたかった〜タバコとライター♪」
奈々は笑う。
「大丈夫だっけ?タバコ…」
「平気。」
「そう。」
俺はタバコを吸う。
「悠紀はタバコ吸ってるといいね。」
「ん?なんで?」
「タバコ吸ってる横顔がいい♪」
「胸キュンポイント?」
「あはは。」
奈々はさっきとは違いいつも通り。


