暑いな……
久しぶりに外出。
夏休み…祭りしか行ってないな……
でも奈々が良くなったらな。
駅に向かう。
ケータイ隠してよかった。
ばれなかったし。
奈々はケータイ無いのかな…
電車に揺られながら窓の外をただ見る。
教会とあの海がだんだん見えて来る。
なんか久しぶりな感じだし…
奈々はいるかな……
でも
病院を出たい奈々の気持ちがわからなかった。
奈々に関しては俺は心配性だ。
あぁ〜帰ったら殴られるかもな。
奈々の両親と俺の両親にな。
でもいいや四発くらい。
奈々はずるいな…
絶対殴られないもん。
でもいいんだ…
俺も病院嫌だし。
なんでも制限されるし。
高校で校則違反しまくりな俺が病院のルールには素直になんておかしいし。
すると電車が到着した。
早く行こう。
俺は走り出す。
まるで無邪気な子供みたいに走って…
なぜかわくわく。
今日は空がただ真っ青で絵に描きたくなるような景色だった。
海はきらきら輝いて見えて…
まだ人は少ししかいない。
朝だからな……
でも多くないほうがよかったんだ。
……あれ?
奈々いない?
どうしたんだよ…あいつ…
すると
……あ……
「悠紀〜」
奈々が来た。
「奈々…」
一人の海は嫌だな。
一瞬不安になった。
みんなが楽しそうにしてる中一人はなぜか…
よかった…奈々いた。
「ジュース買ってたんだぁ〜」
「お前、今日は体大丈夫?」
「大丈夫大丈夫…」
「マジかよ〜」
「うん…」
奈々…?
俺は奈々を見つめる。
「悠紀。来て来て〜」
「あ?」
奈々は暑い砂浜なのにサンダルを手に持ち裸足で歩く。


