……嫌われたかな…


プレゼントで釣ったとか…


あーあ……



やっぱ心配。


あげといてなんだけど。




ばかだな〜俺……



ただ嫌われたくないからって……






すると……



〈♪〜♪♪〜〉


「やば…マナーにし忘れてた…」



悠紀はケータイを開く。


メールだ…


里沙や他の女かな?



だけど………




………え…?


《林奈々》


奈々だ……


あいつメールやだって…



《悠紀のクラスってどこ…?\(^^:;)》


初めての顔文字かよ…


しかも…俺のクラス?


《二組だよ?どうした〜?》



《今から行っていい??嫌かな…(;_;)》


また顔文字…


なんかあったか!?奈々…


でも…怒ってないのかな…


何気顔文字かわいいし。



《いいよ!俺、今暇〜》


《わかった。行く!》



奈々…来るのか…


期待していいのかな……







すると……



「悠紀!」


「早っ…」



「二年の教室探そうと思って近く来てたの。」



「そうなんだ…」



……でも、男苦手病さんが自分から来るとは…


相当だよな。


なんかあったのかな…



「悠紀の隣座っていい?」


「うん。」



…しかも隣!?



奈々さん!?



早く来たからクラスには二人きりでいる。



なんか話さないと…


「「あのさ!」」



……声がかぶる。



「あ…悠紀からどぞ…」


「いや、奈々から。来たんだし…」


「ん…じゃあ…」


奈々は俺を見る。



「…これ、ありがとう…」


奈々は俺に俺があげたプレゼントを見せる。


「ああ…奈々そゆの好きかなぁと。」


「うん。大好き♪」



「よかった…」


怒ってないしな…