〈ガラッ〉
「ただいま…」
俺と奈々は病室に戻る。
「あ、奈々心配したのよ!」
親父と由美さん、奈々の叔父さんと叔母さんがいた。
「ごめんなさい…」
俺が連れ出したのに…
「あの、俺が奈々に話あって……」
「そうだったの…でもなるべく気をつけてね?」
「はい…」
「悠紀は悪くないよ?」
奈々は慌てて言う。
「奈々…」
「とにかく奈々は寝てなきゃ。」
叔母さんは奈々をベッドに連れて行く。
「眠くないもん…」
「子供だな…奈々は。」
「寝たら悠紀との時間なくなるでしょ?」
奈々は俺を見る。
奈々は素直だ。
叔母さん達がいるのにな……
「はいはい。」
すると奈々は笑う。
「悠紀〜雅也先輩と礼さん心配してない?」
「ん?平気だよ。メールしたし。雅也なんか俺がいれば大丈夫と…」
「雅也先輩らしいな…」
「あいつ、たまにいい事言うからさ。柚ちゃんには弱いけど…」
「あはは。」
奈々は笑う。
すると
「悠紀。俺ら帰るな?」
親父が言う。
「あら…今日はありがとうございます。」
奈々の叔母さんが言う。
「すみません…用事があって…悠紀も夕飯までには帰るんだぞ?」
「はいはい。」
親父と由美さん…帰るのか……
早いな……
すると
「あ、叔母さん…着替えとか取りに行ってくれる?」
奈々は叔母さんに言う。
「え?」
「これ、持って来て欲しい物リスト!」
奈々…いつ書いた?
奈々はノートを叔母さんに渡す。
「はいはい。」
「じゃあ俺が車を…」
奈々の叔父さんと叔母さんも出て行く。
もしや…
「奈々さん?」
「悠紀と二人で話したかったの♪」
「やっぱり…」


