気付いてやれなかった…



奈々……


俺は奈々を守りたいのに……



すると


「あれ?悠紀〜おはよ。」


奈々が来た。


何も知らない奈々はいつも通り。


でも…



苦しんでる……



「奈々、どういう事?」


「えっ?」


「ストーカー…」


柚ちゃんは下を向いてる。


「えっ……」


奈々の表情が変わる。


「俺…彼氏じゃん…なんで…」



すると



「ストーカーの人に話しかけられて…彼氏にちくったら彼氏ボコボコにする言われてそれで……」



奈々は複雑な表情。


俺を守りたかったのか?



「ごめんな…俺は大丈夫だよ?ボコボコにされてたまるか。」


「でも……」




「俺がボコボコにしてやる…」


「………えっ?悠紀…危ないよ?私、だから警察に話して解決させて悠紀に内緒にしようと…」



「奈々何かされたんだろ?」


「や、やられてはいないから!」


「でも…そんなやつほっとけるかよ…」



なんで奈々がストーカーにあうんだよ……



「私、大丈夫だよ?」


「でも俺は不安だから…」


「悠紀……」


奈々はだから昨日……



「俺も大丈夫。」


「危ないよ…」



「一発だけだよ?」


「……………。」



すると


「お兄ちゃんなら強いじゃん?」


柚ちゃんが言う。


………そういえば雅也はケンカ強いよな…


「二人で何とかするわ。」


「え〜?」


「俺ら最強コンビ言われたから♪クラブで…」


「最強なのかな…」



だけど奈々に明るさは戻っていく。


「安心して。奈々は俺が守る。それに…何かあったら絶対俺に言えよ?な?」


俺は奈々の頭を撫でながら言う。


「ごめんね…昨日とか…言わなくて…」


「いいよ。」



不安だった…


でも俺は何があっても奈々を離したくないから…


だめなんだ…