芹沢学園生徒会！

｢…すまんが君｣


｢は、い？｣



突然学園長から声をかけられた。
うわ、緊張…。



｢息子を高等部の1年A組まで案内してもらえるか？｣


｢は、はい。分かりました｣



私が頷くと、芹沢龍人が｢ばいばいパピー！｣と大声で叫び、学長室から飛び出していった。


お前さっき人の話を聞いてたか。



｢ちょっ、待って…！｣



慌てて追いかけると、芹沢龍人が嵐のような勢いで戻ってきた。



｢ごめんね！｣



そして迷いもなく私の手首をひっ掴む。



そういうことじゃねぇよ！