目を開けるとニッコリ笑ったひかるの顔
しかもドアップ
「…ま、まじビクッた~~~!!!!!!!てめ、何してやがんだぁ!!」
バッと起き上がると
何故か、ひかるの手にはハケが…
「な、なんだそれ…」
硫黄のツンとした臭いに若干の疑問も抱きつつ…
俺はひかるが持っているハケを指差した
「あ。…これ?
アンタの為よ!!!!」
「………」
いやいや。全然、意味分かんないです。
はい。
「これよ!これ!」
ひかるはジャン!という感じに20cm×8cmくらいの箱をみせた
「…は?」
その箱には…
『目指せ!黒髪男子!黒さは男を引き立たせる!Let's黒染め~カモミールの香り』
と書かれてた
「…………つまり?」
代々、分かった。
けど受け入れたくないから、ひかる自身に確認
「つまり!黒髪にしよ!…ってなわけで!
さぁ!」

