べいびー☆ぱにっく



「どーしてみんな起こしてくれなかったの?」


恥ずかしーーーー!!


「それがさ、面白くてさ。」


なにがそんなに面白いのか、愛弓はクスクス笑っている


「な、なに?」

「後藤くんだよ。」



――は?

……ゆ、ゆき?




愛弓と長谷部くんの話によると…



愛弓が来た頃にはアタシは熟睡していて、ゆきが珍しく朝から教室にいたらしい

――アタシの記憶ではまだ教室に来てなかったんだけどな。




んで、先生が教室に来てアタシを起こそうとすると


ゆきがすごい形相で先生を睨んだらしい

まるで「寝かせてやれ。」とでも言っているような目で……



「なんで?」


「あたしに訊かないでよ。本人に訊いたら?」



ふと横を見るとゆきは机に突っ伏して寝ていた



まぁ、いいか。
あいつも色々考えて言ってくれたんだと思うし



にしても…よくもまあ、寝てたよね。アタシ…



おまけに座ったまんま寝てたから、体痛いし…




ふわぁぁぁ~~~


まだ眠い。