「今は理由をとやかく詮索することはない。」 それまで黙っていたお父さんが腕組みしながら静かに呟いた 「もちろん。夢斗くんを見つけ出すことでもない。」 「でもっ…!」 何かを叫ぶようにそこまで言うとゆきは口を閉ざしてしまった 「例えどんな理由があったとしても…俺達は待たなきゃいけないんだ。 夢斗くん自身がここに帰ってくるのを… 違うか?………優樹」 真面目な顔で言うお父さんを見てゆきはぐっと堪えるように、握りしめていた拳を緩めた 「…………」 そうして黙って頷く でも、まだ疑問は残る