「ゆきがそんな調子ならこっちだって本気でアンタにぶつかるよ!」


「お前…何言ってッ「おいっ…」 



振り返るとゆきのケンカの相手がよろよろと立ちあがる


はぁ…今相手にしてる暇無いのに

「ちょっと、黙っててもらえません?」

嫌味を込めてめっちゃ営業スマイル全開で言ってみた


「はぁ゛?!」


「てめっ…何勝手にっ…!!」

「五月蝿い。」

「――っな!!!」



「おい。女!!!調子乗ってんじゃねぇぞ。」

…それはどっちだ。負けてんのにまだやる気なのかこいつらはッ!!


「ケンカは…もうやらないって誓って。」
「何言い出すんだよ!俺はぜってーいやだからな。」



――この餓鬼!!



「俺ら無視してんじゃねぇぞ!!」

「ったく!五月蝿いな!こっちは大事なお話し中なんだけど!」

「んなこと知るか!俺はそいつと決着つけんだよ!」

――もうついてんじゃん。



「おい。ひかる退いてな…邪魔だ。」




むかぁ!!!

こうなったら…


お父さんお母さん許ししてください。今だけだから…