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「んん゛っ!では改めて紹介します。」



咳払いをしたあとお父さんは不良さんを紹介し始める


「後藤優樹くん。通称ゆきだ!」

「どーも。」


「ふぅーん…」



「ありゃ?なんか反応悪いよ?」



話をごまかすからだっ!!

今日まで不良さんのことを教えなかったのは『だってひかるチン最近忙しそうだったんだもん♪』
とか言って完全に人のせい…


ふざけんなって感じ。


「ゆき君。アナタの身の上について話してももいいかしら?ひかるはどうやら怒っているみたいだし…」


「アタシが怒ってんのはお母さん達のせいでしょ!不良さんのせいにすんなぁぁ!」

「…別に、話さなくてもいいでしょ。」



ちょ…コイツ、アタシの怒りは無視か?


「ゆき君。でも私達は家族よ?それぞれのの身の上くらい知っておきましょうよ?ひかるだって…」

「そーゆうの本当にいいっすから。」



…むかっ!

なんだコイツ…


「俺の部屋、2階っすよね。部屋戻りますからなんかあったら呼んでください。」

「ちょっ…ゆき君」



お母さんの言葉を無視して不良さんは2階に上がっていった


「ふぅ…」

お母さんは悲しそうにため息をついた



「なんなの?アイツ…」