国谷遥(こくやはるか)
この高校のOBで、今は大学1年生
怪我で合宿に来れなかったサッカー部監督の代理で
今回、この合宿に参加し指導する、らしい
コイツを一言で表すなら
無表情。
眉さえピクリとも動かない―
何考えてるか全く不明のポーカーフェイス
今まさに無表情の国谷先輩は、愛弓から奪ったポッキーを口に運んでパクパク食べている
「国谷先輩っ、もー何か言ってくれればいーのに!」
「―俺、甘いの嫌いじゃないし。」
ポツリと呟いた一言は、全く愛弓と会話が噛み合っていない
これが彼の特徴
“話が合わない”
「―へぇ、赤ちゃんがくるのは聞いてたけど、まさか高校生で子持ちとはねー。」
「っな、ち、ちげーよ!」
―や、やべー、あまりにあっさり言うから聞き流すとこだった。
「違うの?」
「違いますよ、国谷先輩っ。
アタシ達は美夢ちゃんの親代わりなだけです。」
「……」
―ん?
「ふぅん、そーなんだ。つまんない。」
…なんだ?なんだ、今の一瞬の表情
「あ、国谷先輩!」
「なに?」
「迷惑かけちゃうかもしれませんが、よろしくお願いしますねっ!」
「………分かった。」
まただ――
ひかるを見たその瞬間の国谷先輩の表情は、俺の胸に何かつっかかった
、

