ドクン…と胸が鳴った。 あの低くて甘い声が あたしの心を惑わせる。 あたしは立ち上がって 陸の隣に立った。 そして今度はあたしが、 背伸びをして陸の顔の前に 自分の顔を近づける。 「考えとく…」 そう言って あたしは陸の唇にあたしの唇を 優しく重ねた。 陸は頷きながら あたしのkissに応えてくれた。 そして、あたしが離れようとする度に 深くて長い、溶けそうに甘いkissを 何度も何度も、繰り返した。