「桜ちゃん~。」

「あ、mikuちゃん」

mikuちゃんが走ってあたしの元に来た

「あのさ~このあと時間ある?」

「え?多分…櫻庭さんこのあと仕事ありますか?」

「ないわよ~」

「じゃあ、今日桜ちゃんの家に止めさせてくれない?」

「え?」


mikuちゃんは手を顔の前で合わせて言った。


「おねがい!!今勇気とケンカしてて…帰る家がないんだ…」

「え?勇気君と付き合ってるの!?」

「え?知らなかったの?」

「いいけど…汚いよ?」

「べつにいいよ♪」


ニコッと笑ってmikuちゃんは本当にかわいい


「桜…」

「あ、隼人」

「これから、仕事ある?」

「ないけど?」

「食事行かねぇ?」

「ごめん!!今日はmikuちゃんが家にとまりに来るんだ…ごめんね?」


あたしは、顔の前で手を合わせた


「そっか、じゃあまた明日な?」

「うん」


mikuちゃんのほうを見るとニヤニヤ笑っていた