そう言ってステージに上がった


『でわ、今回のプリンセスは―――藍空 桜さんです!!』


司会者がそういうと、会場から拍手が起こった

私は、泣きそうだった。


『でわ、好例キスをしてもらいましょう!!』


うん?キス?

キスって…あのキス?

誰と?


『1位になった人同士のキスです!!!』


え?隼人と?

うそ!!!

こんな人前で!?


隼人を見ると、隼人はあたしを見てニヤッと笑った。


『でわ、キスの時間です!!』

そう言うと、隼人が近づいてきた――…


「あ…あ…隼人…マジですんの?」

「するよ?だって俺、桜の事好きだし」


ドキッ…


あと数センチであたしと隼人の唇が!!


私は、覚悟を決めて目を瞑った。


チュ……


あ、隼人の顔真っ赤だ///


目を開けると隼人の顔が真っ赤だった。