「あの先輩、どうやって桜に勝つきだろうね?」

「さぁ?なんか秘策でもあるんじゃない」

「そっか」


ピンポンパンポン

『ただいまから、プリンセスマーメイドコンテストを開催します。エントリーされてる方は、ステージ裏にお集まりください。繰り返します―――』


「あ、いかなきゃ。行くよ桜」

「うん」


ステージ裏に行くといっぱい人が来ていた。


「うわ~人でいっぱいだね」

「だね~…こんなにいたら私優勝なんてできないよ…」

「大丈夫よ!!桜なら勝てる!!」

「あはは……」


私は、苦笑いしか出来なかった。


「あ、桜じゃん」

「お兄ちゃん!?」

「あ、椿さん、こんにちは」

「あぁ、梓ちゃんこんにちは」

「なんでここにいるの?」

「俺?俺ここでバイトしてんだ。しっかし、お前も胸あるんだなん」


この人はあたしのお兄ちゃん…

エロでスケベなお兄ちゃん……

でも、学校ではモテる……

私は、こんなのが!?って思うけど…